わが家では昨年は医療費がかさんだため、医療費控除の対象と判明しました。そこで、ふるさと納税も併せて確定申告をやってみました。
国税庁Webサイトのマニュアルや、有能な人たちがYoutubeにアップロードしている動画に沿ってサクサク進められればいいのですが、そうはいきませんでした。
そこで、これからやる人向けに私がやった事前準備、調べて分かったことや、調べながらやってたらえらい時間がかかったことをまとめてみました。税制にはさっぱり詳しくないので、あくまでe-taxの操作上のお話になります。
誰向け?なんで確定申告しようと思ったの?
私が会社員なので、私と同じく会社員で年末調整をした人を前提としています。
しかも、雑所得などもなかったので、いわゆる還付申告だけするパターンでした。
このため、確定申告が必須ではないけど、やると得する(と思っている)人向けの記事となります。
①2024年中の医療費が10万円を超えた
②ふるさと納税のワンストップ特例制度を使用できない(忘れた)
①の医療費は、「医療費のお知らせ」が郵送されている人は捨てないように気を付けましょう。
私の場合は所属する健康保険組合が一年分をまとめてアプリ上でデータ(XML)配布していました。
アプリ上で配信してくれると、紛失の恐れがなくていいですね。
残念ながら「セルフメディケーション税制」は気づいた時には手遅れでした。
薬局のレシートって大事だったんですね。2026年末まで運用されるらしいので、挽回しましょう。
②のふるさと納税は、ワンストップ特例の手続きをしても、確定申告する場合は入力が必要でした。詳しくは後述します。
準備物と事前にお勧めするアクション
準備物は下記に記したとおりですが、それとは別にスマホは「バッテリーセーバーOFF」にしましょう。マイナポータルからe-taxログインする際に「エラー D01(サーバ処理中エラー)」となりました。
どうやらバックグラウンドで通信が継続していないとこのエラーとなるようです。
公式サイトでウイルスチェックアプリの停止とか再起動とかいろいろ書いていたので一通り試しましたが、結果バッテリーセーバーによるバックグラウンド通信の停止が原因だったようです。
①給与所得の源泉徴収票
②医療費の明細書(医療費のお知らせ)・・・アプリ
③マイナンバーカード
④マイナンバーカード読取対応スマホ(マイナポータルアプリ)
⑤ふるさと納税 寄付金受領書
①の給与所得の源泉徴収票は、コピーを取ることを個人的にお勧めします。
源泉徴収票をスマホカメラで読み取り後自動入力され、入力訂正等を行うのですが問題があります。
文字の判別が甘いため私の場合は家族の漢字や一部数字が間違ってました。その修正を行います。
画面上で入力箇所にカーソルを合わせると、横に表示される源泉徴収票の該当部分が赤くなります。
見比べながら修正をするのですが、見づらいのでどうしても紙にチェックしないとヌケモレがありそうで怖いです。源泉徴収票本通は無傷で持っておきたいので、私のような人はコピーをお勧めします。
②の「医療費のお知らせ」は、会社の健康保険組合のアプリ上での配布(XMLデータ)でした。
手動入力も可能ですが面倒なので、健康保険組合のwebサイト等で電子版の有無は調べるべきです。
源泉徴収票と違ってデータ添付なのでミスがないしラクなのは大きいですね。
③マイナンバーカードは前提として、パスワードは4桁数字だけじゃないほうも使います。
そっちを忘れた人は受領時にパスワードを書いた紙を探しておきましょう。
④マイナンバーカード読み取り対応スマホも事実上必須です。
そもそもパソコンだと、所有機種がNFC非対応だった場合にカードリーダーの購入が必須になります。
その時点で還付のために、より高い金を払う可能性が出てきます。
現行のスマホであればほぼついていますし、対応機種リストも公開されています。
⑤のふるさと納税寄付金受領証明書は、5年間保管となります。捨てないように気を付けましょう。捨てちゃった場合にどうなるのかはわからないのですが・・・。
とりあえず怖いので私は捨てる年を記入してふるさと納税用のファイルにこれまでの分をまとめてぶちこんでいます。
これもマイナポータルとかに連携できるようにしてくれるといいんですけどねぇ・・・。
入力画面でややこしく思ったところ
①作成する申告書等の選択
②提出方法画面の 「データ取得のためのマイナポータル連携」
③令和6年の定額減税について
④(ふるさと納税)寄付金控除の入力について
①の申告書の選択については、「所得税」を選択でOKです。
②のマイナポータル連携は、特にしなくてOKでした。やってみようとしましたが、事前準備と設定が途中で面倒になり、断念しました。
やらなくても医療費控除は可能(私はアップロードするだけ)ですし、ふるさと納税寄付金控除はそもそも手入力です。やらなくていいことにもっと早く気づけばよかったですね。
③の定額減税ですが、源泉徴収票にきっちり「世帯人数×3万円」の金額が記載されており、源泉徴収票を読み取れば自動入力してくれます。
※しかし、マネリテの低い私は勘違いしており「世帯人数×4万円」という間違った先入観を抱えていました。内閣官房HPで調べたところ、正しくは一人当たり所得税3万円、住民税1万円で、住民税は今年5月までの分が均して減税されているということでした。
④ワンストップ特例をした人もしていない人も、確定申告をするなら確定で入力必須になります。
要するにワンストップ特例<確定申告の優先順位なので、上書きされちゃうイメージだったんですね。
今年は確定申告の練習をしようと思って放っておいたので、結果オーライでした。調べながらやってて本当に良かったです。
調べてなかったら来年から無駄な作業とただの寄付のダブルパンチになるところでした。
まとめ
私は、なんやかんや調べた時間も含めて合計で90分程度で、8100円くらい税金が還付されることになりました。時給換算で概ね5400円と考えると、めんどくささが薄れますね(笑)
以上、初めての確定申告で私が手こずったことと解決法を列挙しました。これから確定申告をやる人がこれを見て、少しでもサクサク作業ができればうれしく思います!
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